素材について
秋山工房では、豊富な素材を取り扱っております
私たち秋山工房が造形に使用する素材についてご説明します。素材は造形物の仕上がりを左右する、とても重要な要素。秋山工房では、これまでの経験を活かし、ご依頼内容に最適な素材の選定を行っています。新しい素材も積極的に取り入れていますので、使用素材に迷われている方もぜひ、一度当社までご相談ください。
取り扱い素材のご案内
FRP
樹脂を繊維で補強した、繊維強化プラスチックです。とても強度が高く、軽量で劣化しにくいため、あらゆる形に対応可能。造形物のデザインや用途に合わせた造形物が制作できます。
GRC
モルタル(またはコンクリート)に耐アルカリ性ガラス繊維を混ぜて補強した素材。曲げ強度が高く、耐衝撃性に優れていることが大きな特長です。大型展示生物の獣舎や、天候の影響を受けやすい屋外に設置する造形物の素材にも適しています。
GRG
石膏をガラス繊維で補強し、曲げ・引張・せん断強度・耐衝撃性を大幅に改善した素材。GRCよりも、さらに細かい意匠表現が可能で、店舗内装や屋内装飾に適しています。
発泡スチロール
容積のほとんどが炭化水素ガスからなる、非常に軽く扱いやすい素材。大きな造形物でも持ち運びが楽で、耐衝撃性・耐水性にも優れており、ウレタンまたはポリエステル等でコーティングすると、野外に設置する造形物を作る場合にも適しています。また、上記の物の制作過程で、原形製作でもよく用いられます。
その他各種素材
ウレタン
ウレタン樹脂や発泡ウレタンなどの種類があります。硬度によってその特長や用途が異なり、それぞれの特長を活かすことで、さまざまな造形物への対応が可能。状況に応じて、幅広い使い方ができる素材です。
エポキシ樹脂
主剤と硬化剤を混ぜることで硬化する素材。硬化前は造形に適した油粘土のような質感で、その状態である程度の形を作り、硬化後に削るなどの方法で造形精度を高めます。
アクリル
ガラスよりも高い光線透過率(93%)を持つ素材で、切断、穴あけ、曲げなどの加工自由度が非常に高いことが特長です。また、接着剤による貼り合わせも可能なため、さまざまな造形に用いることができます。
モルタル
細かい粒状の骨材を結合材と混ぜた素材。セメントと砂を混ぜたものが一般的です。建築物の外構などで、主にレンガやブロックの目地などに使用されます。
ウッド
木を使用した造形物は木ならではの素朴な質感が魅力です。また、木を粉末状にした造形素材もあり、こちらは木の質感を活かしつつ、非常に繊細な表現をすることが可能です。
アイアン
金属を用いた造形物は、その重厚感・金属ならではの質感が魅力です。防錆加工を施すことで、野外への設置も可能となります。
各種塗料
造形の仕上げに使用する塗料につきましても、秋山工房ではさまざまな種類に対応しています。塗料によって仕上がり・耐久性などが大きく左右されますので、ぜひご要望をお聞かせください。
これらのほかにも、秋山工房ではさまざまな素材を取り扱っております。一般的にはまだ造形にあまり用いられていない、新しい素材のご提案も可能です。ぜひご相談ください。